優秀賞|株式会社土佐組子 代表取締役 岩本大輔

優秀賞/ Excellent Award
受賞者 株式会社土佐組子 代表取締役 岩本大輔
受賞作品 組子耐力壁

作品情報

組子耐力壁

和の意匠を有し、 かつモダンで美しい耐力壁

日本古来の伝統文様と組子細工技術により誕生した耐力壁。
木の「粘り」や「めり込み」という特質を活かした日本古来の架構原理を最新の構造解析技術によって現代建築に応用した構造システム。
通風や採光が可能で欄間のような和の意匠性に優れている。 伝統建築の分野では和風旅館や中大規模木造建築への利用、また既存木造建築の意匠性や開放性を損なわずに耐震補強するのにも活用できる。 そのほか商業施設や個人住宅など様々な場所で和洋どちらにも使用可能。
耐力壁でありながらも綿密で繊細なデザイン。モダンな空間にも調和し、リフォームや新築での利用やリビングの間仕切りなど意匠性や開放性のある空間を作り出すことができる。
「組子耐力壁」は、従来の縦横格子型や斜めラティス型の耐力壁に比べ、繊細で伝統的かつ洗練された意匠性が特徴。加工技法の力学的解析に基づく組み現代の建築物やライフスタイルに要求される機能(耐震・ 合わせにより、採光・通風)を兼ね備えた製品として開発。今日までの装飾や工芸品としての利用から建築部材として、木構造の新たな扉を開くことができた。

(共同開発 株式会社ホルツストラ)

 

プロフィール

株式会社土佐組子 代表取締役 岩本大輔

高校卒業後、建具製作技能士を取得。
宮城県にて伝統的建具技法および、組子細工の修行後、2016年株式会社土佐組子を設立。

2017年には、レクサスNEW匠プロジェクトにおいてレクサスNEW匠に選出される。

その後、平安神宮 額殿「CREATORS connection」に、隈研吾氏とのコラボレーション 
を出展するなど精力的に活動している。

https://tosakumiko.jp

◆各受賞者へのインタビュー記事はこちらから
https://byemotion.jp/collections/f00005