第三回日本和文化グランプリ受賞作家作品展示販売会 第3弾 in ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店内インショップ「順理庵」 のご案内

第三回 日本和文化グランプリ 受賞作家作品展示販売会 第3弾 開催のご案内

2024年5月21日(火)~5月26日(日)

第3回日本和文化グランプリ受賞作品展示販売会

■ 第三回 日本和文化グランプリ 受賞作家作品 展示販売会 第3弾
会期:2024年5月21日(火)~5月26日(日)
時間:12:00~18:00 ※最終日は17時まで
場所:ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店内インショップ「順理庵」
〒106-0032東京都港区六本木6-10-3六本木ヒルズ ウェストウォーク3階
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店内
電話:03-5772-5501

■ 【作家様在店情報】
学生賞 方 笑晗
未定

学生賞 李 逸琰
未定

奨励賞 知麻 
5月21日(火) 13:00-18:00
5月24日(金) 13:00-18:00
5月25日(土) 13:00-18:00
5月26日(日) 13:00-17:00

奨励賞 荻原 水那
未定

■ 第三回日本和文化グランプリの受賞作家紹介

【学生賞 方 笑晗 銀銅象嵌筥「内側の世界ー昼」】
方 笑晗(ホウ ショウカン)

【プロフィール】
1993 中国生まれ
2011-2015 清華大学美術学院デザイン科工芸美術科(金属アート) 学部卒業
2017-2019 東京藝術大学大学院美術研究科 工芸科彫金専攻 修士修了
2019-2024 東京藝術大学大学院美術研究科 工芸科(彫金)博士後期課程 満期退

【学生賞 李 逸琰 楕円蒔絵箱「人魚の嘆き」】
古来より、日本の漆箱に描かれる図案とその意味についての文学的なアプローチに魅了されています。しかし、現代社会ではこの伝統が衰退しています。
私はこの状況に対処し、自身の制作活動を通じて古典的な伝統を新たな形で継承しようと考えています。
私が選んだ題材は、源氏物語や伊勢物語のような古典的なテーマではなく、谷崎潤一郎の文学作品から着想を得ています。
これにより、古い系譜を持った新しい図案を創造し、近代文学と漆芸を結びつけるため制作したいです。
中国出身の漆芸作家である私が、日本の伝統的な蒔絵技法を用いて、中国を舞台にした作品を描いた作品となります。
このような逆の隔世対話の可能性を、この度の受賞作品を通して探究しようと考えています。
谷崎作品から頂いた自身の感動を、漆芸の二次創作を通じて新しい形式と表現に変換し、谷崎潤一郎の作品に新たな生命を吹き込むことを目指しています。
この新生後の二次創作は、谷崎潤一郎の文学に対する敬意を表現すると同時に、自身の作品を通して谷崎潤一郎を再発見するきっかけを提供することを目的としています。
自身の作品を通じて、観る者たちに谷崎潤一郎の作品を新たな視点から理解してもらうことを期待しています。

【略歴他】
略歴
2013年 中国中央美術学院 ホームプロダクトデザイン専攻 卒業
2015年 東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存専攻 保存油画研究室交換留学
2017年 台湾国立台南藝術大学 博物館学及び古物維護研究所 退学
2019年 富山大学芸術文化研究科 芸術文化学専攻 修士課程修了
2023年 金沢美術工芸大学 美術工芸専攻 博士後期課程 単位取得満期退学2024年 金沢美術工芸大学 美術工芸専攻 博士後期課程 博士号取得
2024年 金沢卯辰山工芸工房 入所
展示歴
2011年 第五回「座るための設計」 、北京中央美術学院美術館
2014年 「守器」 、中国河北石家荘美術館
2019年 「生新の時」、輪島漆芸美術館
2019年 漆の芸術祭、会津若松
2020年 「時空津梁」、 石川県政記念しいのき迎賓館
2020年 「あらたなる漆のチカラ展」、松坂屋名古屋店美術画廊
2020年 「国際漆展・石川2020」、石川県政記念しいのき迎賓館、石川県輪島漆芸美術館
2020年 「漆工芸小品展−漆の林に萌える芽」、日本橋高島屋美術画廊
2021年 寧波国際写生展、揚帆美術館、中国寧波
2021年 「漆工芸小品展−漆の林に萌える芽」、 京都高島屋美術画廊
2021年 「闇に隠れた豪華絢爛とエロティシズム」(個展)、石川県白山市ガレリア画廊
2021年 漆の芸術祭、会津若松
2021年 「闇の光」ー李逸琰 作品展(個展)、芦屋市谷崎潤一郎記念館
2022年 李逸琰展「残月祭」(個展)、ギャラリー上田、銀座
2022年 漆部屋展、金沢市民芸術村
2022年 「曉光展」、 日本橋高島屋美術画廊、 京都高島屋美術画廊
2023年 第40回日本伝統漆芸展、西武池袋本店、 石川県輪島漆芸美術館、高松市美術館、
そごう広島店、會津稽古堂
2023年 金沢美術工芸大学第24回博士後期課程研究発表展、21世紀美術館
2023年 第79回金沢市工芸展、金沢エムザ
2023年 林曉退任記念展、富山大学高岡キャンパス
2023年 山本冬彦推薦作家による工芸作品展、枝香庵Flat、銀座
2023年 「国際漆展・石川2023」、石川県政記念しいのき迎賓館、石川県輪島漆芸美術館
2024年 「禁色 – Forbidden Colour -」、GALLERT ART POINT、銀座
賞歴
2023年 KANABI クリエイティブ賞2022
2023年 第 3 回 日本和文化グランプリ 学生賞
翻訳
2018年 《浅析日本漆文化》、原著:「日本の漆文化」、山村慎哉、翻訳:李逸琰、校正:周剣石、《中国生漆》2018年03期、 ISSN:1000-7067
2021年 《日本漆文化史》、原著:『漆の文化史』、四柳 嘉章著、岩波新書。共訳(楊立山、李逸琰)、江蘇鳳凰美術出版社(中国)、INBS978-7-5580-8648-9

【奨励賞 知麻「いろはにほへと」】
東京の墨象家のアート作品が、九州の博多織の帯になり、大阪の職人さんの手によって草履とバッグになる。
それぞれの手から手へ、地域を繋ぎ、伝統のリレーによって、ひとつのカタチに。
その一連の取組を評価していただき、この度『奨励賞』をいただきました。
時代は変化し続けています。
コロナで日常が奪われ、常識が変わり、否が応でも変化を求められることも増えました。
失われゆく伝統的な文化や技術も、まさにそうかもしれません。
その上で、表現者の私にだからこそできることを信じながら、
それらに携わる人たちの、目に見えない想いや技術を伝え遺していきたいと考えています。
墨象家 知麻

【プロフィール・略歴】
東京都出身。
5歳より筆を持ち、書家・眞田朱燕に師事。
書に限らず絵画や演劇などの芸術活動を行い、 2012年、自らの表現を求め「墨象家(ぼくしょうか)」として独立。
2014年「墨象家」として初個展。
作品発表だけでなく、アーティストやミュージシャンとのコラボレーションなど、古典的な書道の概念にとらわれない表現活動を行っている。
また、大阪で90年以上続く草履の老舗「岩佐」や、波佐見焼の窯元、博多織の織元とも制作を行うなど、墨と書だけでなく、日本の伝統文化の魅力を伝えることにも積極的に取り組んでいる。https://www.instagram.cchima.bokushou/
「硝子と墨象と空間」/ 名古屋Hase(愛知・名古屋市)
「Reverb 淵源」/ 大丸 神戸店(兵庫・神戸市)
「アートフェア東京2023」(Artglorieux GALLERY OF TOKYOブース)/ 東京国際フォーラム(東京)
「Reverb 相乗」/ GINZA SIX(東京)
「Reverb 浸透」/ 大丸 心斎橋店(大阪・大阪市)
「colors」/ NANJO HOUSE(東京)
「次世代アートKyoto」/大丸 京都店(京都・京都市)
「ファインアート展」/大丸 東京店(東京)
「サマーアートフェア 2021」/大丸 東京店(東京)
「DARKNESS」/ NANJO HOUSE(東京)
「墨象家 知麻〈chima〉展」/大丸 心斎橋店(大阪・大阪市)
「知麻書 −墨陽−」/そごう 千葉店(千葉・千葉市)
「知麻書 知麻 墨象展」/東急百貨店 渋谷・本店 美術画廊(東京)
「咲墨 saku sumi 和紙 咲かす人 墨 入れる人」/美濃和紙の里会館(岐阜・美濃市)
「知麻書 零」/NANJO HOUSE(東京)

【奨励賞 荻原 水那「てのひらの四季」】
この度六本木ヒルズ順理庵にて、第三回和文化グランプリ受賞作家作品展示販売会を開催する運びとなりました。
現代における漆という素材が、私たちのような若い世代の暮らしの中にもさりげない光を放つような存在場所を作れたらという思いで制作いたしました。
受賞作品「てのひらの四季」をはじめ、春を感じるような新作も出品いたします。ぜひご覧いただけますと幸いです。
荻原水那

【プロフィール】
2000 東京都生まれ
2019 東京藝術大学美術学部工芸科 入学
2021 総合演習「視つめるかたち-素材から表現へ-」(東京藝術大学大学美術館 陳列館)
2022 2人展「o!o?」(gallery blue3143)
2023 第71回東京藝術大学卒業・修了作品展 (東京都美術館)
2023 東京藝術大学美術学部工芸科 卒業
2023 生新の時2023-漆芸の未来を拓く (石川県輪島漆芸美術館)
2023 東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻漆芸研究分野 入学
2023 うるしのかたち展 (東京藝術大学大学美術館 陳列館)
2023 第3回和文化グランプリ 奨励賞 受賞
現在、東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻漆芸研究分野 在籍